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矢治峠からの風景

(矢治峠からの風景)

大海人皇子は、672年6月24日朝ついに近江打倒のために、吉野宮から出陣しました。出陣してすぐに待ち構えているのが、矢治峠です。 そしてこの峠をこえた所にあったのが津振川でした。今は津風呂ダムとなっています。 この湖岸の山手にあるのが津風呂春日神社。峠を越えた大海人皇子一行は、ここで隊伍を整え再出陣したということです。 黒岩重吾先生は著書『天の川の太陽』でこのように記されています。

「吉野川は矢治から菜摘にかけて大きく北方に湾曲している。宮滝から矢治峠に通じる山道までは徒歩で十分ほどの距離である。 …山道は険阻だが鬱蒼と繁った樹木が灼熱の太陽を遮ってくれる。矢治峠を越え津振川に達すると、先に馬で走った舎人達の知らせで、 色生の豪族は数人の兵士を連れ、弓矢を持っていた。…国栖の若者達が、最初大海人が乗っていた輿に女人達を乗せ津振川を渡った。 …宮滝から積植山口までの間で、一番険阻な道は矢治峠越なのである。」

津風呂春日神社

(津風呂春日神社)

 このように描かれている通り、山道は急峻ですが大海人らの思いで登ると、案外早く峠の頂上につくことが出来ます。 ここから南を眺めると真っ青な吉野川の流れ、又前方北を眺めるとエメラルドグリーンの水を溜めた津風呂湖の絶景にと遭遇します。 今もまだ地元の方々が生活の為、この峠を行ったり来たりすることがあります。

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