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犬塚

(犬塚)

 吉野町志賀にある金福寺には、犬塚のことを記した「鷹塚山大海院金福寺縁起」があります。
その中で、
「…国栖ノ翁出向、舟中に棹サシテ渡し賜フ。カカル所へ大友方、後追ヒ責来ドモ○無シ。 翁を頼メドモサラニウケガハズ、○ル時、犬ハ河ヲ凌ヒデ彼ノ岸ニツキケレバ、国栖ノ翁殺害シケルト、今国栖ニ是ノ犬埋所有リテ犬塚ト云ヒアリケルナリ…」とあります。

ここでは能「国栖」のストーリーとは少し違って、大津の犬が大海人皇子を隠した船の周りを嗅出したので、
危機を感じた国栖翁がこの犬を殺害し、ここに埋めたとされれています。
このとき以来、この地区(窪垣内)の家では決して犬を飼うことがなくなり、その習慣は1300年以上たった今でも脈々と受け継がれ、
この地区では、ほとんどその姿を見ることが出来ません。


能「国栖」の一場面

(能「国栖」の一場面)

 又この地域特産の手漉き和紙は、大海人皇子が天武天皇になった後、身を助けてもらったお礼として、
当時農耕に適さず主な生計の手段の少なかったこの地に伝えたとされています。

 この犬塚は、御霊神社の小高い裏山に建っている国栖小学校の片隅にあります。

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