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ババ川原付近の写真

(ババ川原付近)

 能「国栖」では、大海人皇子は大友の兵士に追われて都を立ち出で、吉野の国栖にたどり着くことになります。 そして漁をしていた国栖翁と国栖姥に出会うのが、このババ川原です。

 二三日何も食べていない大海人皇子に対して、国栖翁・国栖姥は根芹と国栖魚(鮎)を差し上げます。 吉野川の清らかな流れで育った鮎を食した皇子が、あらゆる意味で復活したと考えられます。 この後、大津の兵士が現われ、翁は皇子の舟の下に隠し、その前に座して、追手は老人に問いかけ、さらに舟の下を探そうとします。 老人は、それを家捜しをされるのと同じだと言ってきっとなり、人々を呼び集めようとするので、追手はそれを恐れて退散することになります。

 このようなドラマがあったと想像してこの景色をご覧下さい。 この川原は、川上村から流れる吉野川と東吉野村から流れる高見川と合流する地点で、川はこの付近で大きく湾曲して流れ、 とても赴き深い景色となっています。

能「国栖」の一場面

(能「国栖」の一場面)

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