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1996年 (つながり139号より)

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青年部員が先頭に

山口神社で一息

(旅人姿の青年部員が先頭に)

(山口神社で一息)

まちかどギャラリー1

まちかどギャラリー2

(旧家で行われているまちかどギャラリー)

 去る11月17日、今年で5回目を迎える吉野歴史ウォークが開催されました。 今年は、江戸時代に伊勢参りや参勤交代の道として利用された吉野町を通る伊勢街道を歩いてもらう 「伊勢街道・夢街道」と題して開催致しました。この日は肌寒かったもののお天気に恵まれ、絶好のウォークコンディションとなり、 毎年この日を楽しみにして頂いている県外の人はもとより、今年も地元の参加者が多く参加してくれました。 今年は「三茶屋見附」からのスタートとなりました。

 中荘支部の井上君と梶谷君が扮する弥次さん喜多さんを先達として参加者は、まずは中谷さんの前にある「三茶屋の道標」を通ります。 ここは昔、上茶屋・中茶屋・中やという茶屋があったことからその地名が由来し、往時は伊勢街道の中間点として大いに栄えた所でありました。 次に参加者は、柳の中竜門小学校の裏道を抜け、第1ポイントの香束・光林寺へと到着します。ここではお茶とスタンプを押した参加者は、 次のポイント山口神社へと向かいます。 

 第2ポイントで参加者を迎えたのは、この時期この地区の代表的なご馳走であり、今回それを再現してもらった「いももち」 (コスモス会協力)と暖かいお茶でした。境内で郷土史家・上田豊先生の伊勢街道や龍門の歴史の話がありました。

 一行は途中「西蓮寺」や平尾にある芭蕉の道標・阪本龍門文庫のポイントをクリアして、大名持神社へと向かいます。 「妹背山婦女庭訓」等で有名な大名持神社を通過した一行は、上市の町へと入ります。本善寺の門前町・市場町として興った上市は、 江戸時代に入り伊勢へ通じる伊勢街道沿いの町として栄え、現代も往時を偲ばせる商家や民家が残っております。 この古い町・上市で歴史と文化的風土を感じてもらう為、老舗に残る商売道具(看板・暖簾・道具・昔の商品)を店内及び店頭で展示する 「街角ミュージアム」。古い民家の内や外において、吉野で物づくりをする方々の作品等を展示する 「街角ギャラリー」の演出を、昨年に引き続き行い、今年は立野から行いました。 昔ながらの手づくり醤油の道具。造酒蔵では、試飲や昔の酒造りの道具。 その他その店や家に伝わる珍しい屏風・看板・書・畳・掛け軸・版木・鬼瓦・ひき札・大福帳・度量衡の秤・駕籠・昔の医療道具・ 柿の葉寿司の道具の展示や糀蓋造りの実演に参加者は興味深く立ち止まり、店の人に質問もしておりました。 又、ギャラリーでは吉野ゆかりの「土鈴展」や、昔吉野の代表的土産物だった「花籠展」。 ウォークの道中や上市の町並みを描いた「街角絵画展」は大変好評でした。 

畳ミュージアム

(畳ミュージアム)

島の市風景

(島の市風景)

鮎の塩焼き

(大人気!鮎の塩焼き)

大道芸

(川原での大道芸)

 最後に到着するのが、警察前の川原リバーフィールド吉野で行う「島の市」です。元々上市はこの付近。吉野川の中州にあったといいます。 しかし、300年前の大洪水によって町が流れ、今の北岸に中心を移したといいます。その失われた市「島の市」を今年も再現しました。 当時の市屋を小径木とコモと筵で11棟再現しました。ここで近世の商人の格好で手仕事の商品(染物・陶芸・指物)、 吉野割箸・手漉き和紙の実演・婦人部のお汁粉・手作り味噌醤油・吉野産鮎の塩焼き・吉野の地酒・古本市の市場が500年前さながらに軒を連ねました。 又大道芸「南京玉簾」「紙芝居」も雰囲気を盛り上げてくれました。このように第5回目も実に盛だくさんの内容のウォークイベントは午後3時半に終了しました。

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