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 世界的に有名な巡礼の道といえば、灼熱の太陽の下1400年の時を越え、預言者マホメットの生誕地メッカを目指す砂漠の道。又フランスから出発し、聖地サンティアゴ(スペイン)を目指し延々900キロもの道を歩く道があります。そしてこの長くて苦しい巡礼が若者を中心として、最近益々盛んになってきているといいます。それは、時代が世紀末を迎えているからかもしれません。このように、困難な道を歩き聖地まで辿るのは、なにも回教やキリスト教ばかりではありません。様々な難行苦行を経験し、気力体力の限界を超えた時、又自然と一体化することにおいて自己を見つめ直す事が出来る修験道が日本にはあります。そしてその総本山が吉野であり、我々がすんでいる近くにその巡礼の道はあるのです。

 六田にある「柳の渡し」を越え、橋屋にある「一の坂」を抜け尾根伝いに歩く道が、まさしく巡礼の道であり、行者街道といってもいいでしょう。左曽へ行く道からすぐに左の細い道に入り、民家を抜けると右手に小さな祠「行者堂」が見えます。そこから更に進むと車道にぶつかり、そこを横断するといよいよ歩きやすい地道となります。ここからは、左手に吉野川の流れが見渡せ、昔は長峰と呼ばれた両側が桜並木が続く素晴らしい道だったといいます。今でもその面影を残した道を更に進むと、左手に「青年の家」が見え、先を右折すると「吉野神宮」の境内に迷い込みます。そう!迷い込むといった表現がぴったりなほど、驚くほど早く吉野神宮に到着します。ここは昔「一の蔵王堂」があった所です。そして神宮を越え、蔵王堂・大峯・熊野へと向かう道です。

 どうか今日は「役行者の道」を歩き、修験縁の吉野を楽しんで下さい。

 

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